ゴンテのボートレース予想法~中上級者編~
こんにちは。ゴンテです。ボートレースの予想方法について、無料で得られる情報でもここまで組み立てられるぞ!極められるぜ!というお話です。是非ご覧くださいg(^_^)g
1.出走表を仕上げることから始める!→能力値を浮かび上がらせる作業
(1)級別
A1級は勝率6.2前後以上、A2級は勝率5.4前後以上、それ未満はB1級とB2級(新人と高事故率者など)が占めています。一般レースの予選だと、3着が6点、4着が4点なので、舟券に絡むという視点からは、A2以下は、それだけで信頼度が高くないことが分かります。A1級だけチェックすべきです。
(2)体重
男性選手は51kg以上、女性選手は47kg以上という規定があるので、多くの選手が規定内で体を仕上げています。ところが、一部ではあるものの、痩せすぎの選手、太りすぎの選手(相対的にという意味で)も存在していて、彼らは、いずれにしても不利です。痩せているほど、重たい舟を押さえつけるのが難しくなりますし、太っているほど、ターン後の立ち上がりで置いていかれたり、伸びが弱くなったりします。仮に、ボートとモーターの個体差が無かった場合、体重が4kg違うと、1800mのレース中に伸びで1艇身差、ターン後の立ち上がりでも更に1艇身差、つまり都合2艇身差がつくと言われます。55kg以上の選手をチェックすべきです。
(3)全国勝率・直近勝率・当地勝率
全国勝率は、全国24場で得た点数の平均ということもあり、選手個人の能力値として信用できる分かりやすい数字です。直近勝率は、その選手が勝負掛けしているのかなとか、安定しているなとか、副次的な要素を提供してくれます。当地勝率は、出走回数が少ないと当てになりませんが、場ごとのクセに強いか弱いかが分かります。全国勝率6.2以上をチェック、直近勝率が全国勝率より高い場合もチェックです。当地勝率については、所属支部のところで扱います。
(4)所属支部
ボートレースでは、他の公営競技と違って、所属支部も重要な要素になります。なぜなら、全国24場ごとにコースレイアウトが微妙に異なるだけでなく、クセのある季節風や開催時間帯の差異もあるからです。ボートレースの予想で最も難しいのは、3着の予想だと思うのですが、3着に入るには、ターンマークで全速差しが有効なのか、はたまた全速でブン回って捲りにくのが有効なのかを知り尽くしていなければならないため、道中の航路選択や引き波の捌きが巧みな地元選手の3着付けが一考です。特に、河川を利用している江戸川・湖を利用している琵琶湖・河川にせり出している福岡では、気象条件次第では、波巧者と言われる選手でなければ厳しい場合もあり、クセのある場では、当地勝率が大切だったりします。また、ナイターを実施している場としては、群馬の桐生・愛知の蒲郡・大阪の住之江・香川の丸亀・山口の下関・福岡の若松・長崎の大村の7場があり、日没後の視界悪化は選手に影響を及ぼすのは間違いないと考えられ、ナイター照明に慣れている夜男と夜女をチェックすべきです。彼らが穴を開けてくれることもしばしば。
(5)平均ST(スタート)
言わずもがな、ボートレースは、フライングスタート方式ですので、時計がゼロを指した瞬間にスタートを切るのが理想なわけです。平均STの数字が.12~.14は極めて優秀、.15~.17は優秀、.18~.20は平凡、.21~.23は下手、と言えます。スタートで隣の艇よりも0.13秒遅れただけで1艇身差(約2.9m差)つけられてしまいます。しかしながら、平均STというのは、あくまでも平均なのであって、予想に活かすという意味では非常に悩ましい数字なので、ファン手帳やインターネットで調べたコース別スタートタイミング・切れ順を書き込むべきです。そして、平均STとコース別STの合計を選手のスタート能力として予想を組み立てるのがオススメです。
(6)モーター勝率・モーター2連対率
ボートレースにおいては、モーターの性能がものをいうことが多く、一応、2連対率40%超をチェックすべきです。尤も、何節か続けてA級の選手が乗ると2連対率が上がってしまうので、やはり数字だけでは決めきれないと思います。とは言え、偶然とは思えないほどの低調機(不良はずれモーター)として、2連対率25%未満もチェックすべきです。私個人では、独自に算出した機歴簿を持っているので、そちらを参照しています。
(7)節間成績
節間成績には、好不調が表れますし、全国勝率と比べた良し悪しは、一応、押さえておきましょう。特に、イン戦を取りこぼしている選手は、一流選手だろうと疑うことも大切です。ここでは、全選手の1着のレースをチェックすべきです。恵まれを除けば、1着は偶然取れるものではないからです。
(8)コース別2連対数
1コースから6コースまでの2連対数が載っている場合があり、これらの数字から、差しタイプ・捲りタイプ・捲り差しタイプかをチェックすべきです。1号艇から4号艇まで捲りタイプが揃ったようなレースは、ほぼ荒れます。と言うのも、差し場ができやすく1号艇があっさりと負ける展開になったりします。万舟狙いの方は、必ず分析をしてアウト勢の1着が想像できたら思い切って4枚くらい買ってみては如何でしょうか。払戻し10万なんてのも不可能ではないはずです。
(9)ボート2連対率
ボートレースでは木製のボートを使用している関係で、衝突による破損があった場合には、整備士が修復するようです。それでも、多少の反りやバランスの微妙な狂いは生じると思われ、また、転覆の多寡などによって操縦性が落ちることがあり得ます。まぁ、ボート2連対率は、そこまで重視しなくていいだろうと思います。
(9)コース別1着率・コース別3連対率
艇国データバンクなどのサイトを見れば載っているデータなので、多少面倒でも全選手のコース別データを書き込むべきです。1号艇の1着率が50%超ならイン逃げ信頼度が増します(2号艇の逃がし率次第だが…)。いずれにせよ、アタマ候補を決めるには、1着率9%超の中から選ぶとよいでしょう。また、3連対率47%超を基本として舟券を組み立てていくとよいです。
(10)コンピューター予想
各ボートレース場のホームページには、レースごとの展望や予想印が載っていると思います。◎○×△を全レースチェックします。また、スマホ無料アプリのSMART BOAT DATAには全レースのV-POWER予想が載っています。私個人としては、それに乗っかることはないですが、普通はこういう風に考えるんだなぁとか、2≡3≡4で決まりそうだなとかの参考に使っています。
(11)展示タイム(バックストレッチの150mの伸びタイム)
展示タイムを書き込むことも当たり前ですがやっておきましょう。ちなみに、6.75が時速80kmで、これより速いか遅いかが基準になります。一番時計は、3連対することが大いに期待できる一方、ダッシュ勢で六番時計を取った選手は、負け戦番組でない限り、切っていいと思います。
(12)風速・風向・波高
風速と波高は、原則、気にしなくていい場合が多いです。しかし、例外として風速が4M超だったり、波高が10cm超の場合には、少し気にします。追い風が強いと1Mで全速ツケマイ後に舳先が浮き上がって危険ですし、逆に向かい風が強いと2Mでの全速ツケマイ後に危険です。波高が高すぎるとフリコミの危険が高まります。派手さはなくても捌ききるタイプの選手が浮上するところを狙うと面白いです。
(13)部品交換
選手が各々整備をしていますが、一定の部品交換をした場合には、レース前に公開されます。最も気にしなくていいのが、ピストンリングです。この部品は、摩耗するのが当たり前なので、削れてきたら交換するのが普通だからです。逆に、キャリアボデー(水中にあるモーター本体を覆っている部分)交換によって舟向きが安定するかや、クランクシャフト(モーターの中心軸の部分)やによってそもそものモーターバランスが崩れないかが最も気になります。ピストン、シリンダーケース、キャブレター交換によって、モーターの吹け上がりがよくなったか。電気一式は、転覆後に交換されることが多く、そこまで気にしなくていい。
2.展示航走を見極める!
(1)ピット離れ(バナレ)
ピット離れの良さ(出足チェック)を見て、前付けされないかも見ます。出足が悪いと、スタートでの起こしが狂って立ち後れたり、コース争いでコースが入れ替わってしまうことがあります。だいたいの場合は、差がないと思います。
(2)スタート展示
さて、スタート展示についてですが、見ない方もいらっしゃるようです。私個人としては、.15~F.05の間に収まっているか(スタート勘が狂っていないか)と、スリット通過後に他の艇より半挺身でも伸びるか(行き足の良さ)、レバーを放った後でも勢いがあるか(伸びの良さ)を見ています。このようなプラス要素があったら出走表に書き込むべし。
(3)周回展示
周回展示は、見所が多くて結構忙しいです。1周1Mの立ち上がりの速さ(行き足の良さ)、2Mを高速小回りできるか(回り足の良さ)、2周目のバックストレッチの伸び(伸びの良さ)、VTRで2周1Mを一番速く抜ける艇はどれか(修正能力の高さ)、を見ています。
3.オッズを味方につける!→市場動向を見切って勝つ
(1)2連複オッズ
2連複オッズでチェックすべき点の1つ目は、最も不人気な組み合わせワースト3までです。この情報を用いて、アタマ候補の絞り込みの参考にしていきます。先ず以て15番人気の2艇が2連対することは無いでしょうが、3着候補からも切ってしまうのは早計です。そして、2つ目は、10倍を切っている組み合わせです。これらを見ていくことで、2連対しそうな3艇が浮かび上がってくることが多く、特に、2倍をも切っている場合には、市場が固いレースと考えているサインです(私は見します)。
(2)2連単オッズ
ボートレースは、インが有利と言われるため、原則に従って、先に1号艇アタマの5つを見ていきます。そして、その中で最も売れている組み合わせの折り返しも同時にチェックします。例えば、1-3:5.0倍、3-1:9.2倍となっていたとします。こうなると、ほぼこのどちらかで決着するでしょうから、1-3を2枚、3-1を10枚買えば8000円プラスになる公算大です。尤も、1号艇が強すぎて1アタマがどれも異様に売れている場合は、1号艇が1着になることがほとんどでしょうが、1-2:2.1倍のような売れすぎには裏があります。その場合には、3連単・3連複オッズが重要になってきます。もう一つ、問題なのは、1号艇が人気薄で、例えば、3-4:3.0倍、3-6:4.5倍のような変則パターンの時です。この場合には、3-2-4のようなちょっとずれた決着をみる傾向があります。
(3)3連複オッズ
3連複オッズのベスト5をチェックすべきです。普通の展開であればだいたい、これらのどれかで決まるはずです。逆に、荒れる展開なら1号艇とほぼほぼ舟券に絡まないであろう艇の2艇を切った4艇ボックスにして買うと面白いです。3連複が最も損をしない安定した買い方と言えると思います。3連単が裏目に出たときのバックアップとしての位置づけがよいと思います。
(4)3連単オッズ
ボートレースで最も売れるのが3連単。1レースだけでウン千万円売れます。どのように見ていくかは、いろいろですが、1番人気を見てみます。市場では、その3艇が支持を集めているという意味ですが、特に、3着に推された艇をチェックすべきです。ボートレースでは、3着に入ることこそ高度な技術が要求されて難しいことですので、例えば、1-2-3:5.8倍だった場合には、3号艇をアタマにして買ってみるのが面白いです。ふたを開けてみれば、3-2-1とか、3-4-1で決着したなんてこともしばしば。
3.いざ予想を完成させる→迷いは捨てる
完璧な出走表とオッズの見方を駆使して、上に書いた全ての要素を同時に組み上げなくてはなりません。かなり頭の回転が要求されます。でも、これが出来るようになると格段に的中率向上などの良好な兆しが期待されます。1-2-4が一番人気のレースで、4-5-1を的中させることが出来るようになれば、もう周囲のボートレースファンよりも舟券師としての腕が上回った証です!Let’s enjoy BOAT RACE!!
以上です。他の記事もご覧ください。ゴンテ
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