ボートレーサーが次にどのレース場で走るかをどうやって決めてるの?
こんにちは。ゴンテです。どのボートレーサーがどのレース場で走るのかを決めているのは誰なんだ?人気レーサーは全国24場で引っ張りだこなんじゃないか?うちのホームプールにはSG級が来ないなぁ…とか、初級者から上級者までが1度は疑問に思ったことがあるであろう「斡旋(あっせん)」についてまとめていきたいと思います。
【全てのレーサーはレース場に斡旋(あっせん)してもらう存在】
アメトーークの「ボートレース芸人」回でも語られていましたが(笑)、ボートレーサーは、全国24ボートレース場に呼んでもらって初めて仕事ができるんです。
イン屋・アウト屋・ブン回り屋・新人などみんなそれぞれが自分らしさと技を磨いて走っているのが、ボートレースの魅力になっています。
さて、全国に約1600名いるボートレーサーは、東京・港区にある「日本モーターボート競争会あっせん課」に「斡旋依頼書」を提出することで1年間仕事がもらえるようになります。
A級選手は月に約3節、B1級選手は月に約2節、B2級選手は月に1節まで仕事ができるように配分される仕組みです。
あっせん課は、各選手に対して、出場できるレースの約1ヶ月前になった頃になると、FAXで斡旋通知を送ることになっています。
今の時代にFAXが使われているとは、これまた意外ですね!
早く確実に書面が選手の元に届くことからFAXが重宝されているそうです。
【人気レーサーは全国24場から引っ張りだこ】
全国24場に選手をどのように配分するかは、大変複雑なパズルを完成させるような作業になります。
まずは、SGレースの出場要件を充たしている選手を配分し、次にGⅠ、その次にGⅡという順に優先されていきます。
つまり、GⅢや一般戦は語弊があるかもしれませんが、余った選手を中心に組んでいくことになります。
だいたい一つの節には52名の選手が斡旋され配分されますが、原則として、施行者が30%:あっせん課が70%の割合で斡旋希望選手を提示して調整していきます。
施行者の希望枠で人気選手を提示すれば、自然と他の施行者と競合することが多々あり、その場合は、会議を開いて公正に選手を取っていくようです。