JR東日本グリーン車のあれこれ疑問をすべて解消

こんにちは。ゴンテです。どこよりも詳しく(?)グリーン車についてまとめます!①料金・②買い方・③車内改札・④乗り換え方法・⑤トイレ・⑥快適性・⑦座席の回転・⑧コンセント・⑨車内販売・⑩定期券・⑪払戻しについて書いていきます。(高崎線・宇都宮線・常磐線・総武快速線・横須賀線・東海道線・上野東京ライン・湘南新宿ライン)
①事前購入の料金は?子供は料金がかかる?
50kmまで:平日770円/土日祝570円
51kmから:平日980円/土日祝780円
子ども料金:未就学児は、単独で1席利用しても無料。小学1年生以上は、保護者の膝上に乗っていようとも大人と同じ扱いで上記料金が必要になります。
②グリーン券の事前購入の仕方は?
磁気グリーン券(切符):必ず、改札口に入る前に緑色の自動券売機で発券しましょう。「グリーン券」→「磁気グリーン券」→「行き先の路線名」→「降車駅」の順に押していきます。
Suicaグリーン券:緑色の自動券売機だけでなく、黒色の自動券売機や、ホーム上のグリーン券売機でも購入手続ができます。「グリーン券」→「Suicaグリーン券」→「行き先の路線名」→「降車駅」の順に押していきます。
③車内改札は?
磁気グリーン券:座席は自由席です。赤色のランプが点いている所に着席して下さい。しばらくするとグリーンアテンダントが改札に来ます。
Suicaグリーン券:赤色のランプが点いている座席の頭上にあるSuicaマークにSuicaをタッチします。ランプが緑色に変わったら、車内改札が省略されます。
④別の列車に乗り換えるには?
磁気グリーン券:行き先変更や、途中駅で下車して後続の列車に乗り直したい場合には、グリーンアテンダントに申告しましょう。端末で手続きしてくれます。
Suicaグリーン券:行き先変更は、グリーンアテンダントに申告しましょう。一旦下車して後続列車に乗り換えたい場合には、下車前に必ず頭上のSuicaマークをタッチして、ランプを赤に戻してから降ります。そして、乗り直した列車のグリーン車で改めてSuicaマークをタッチしますと、ランプが緑色になりますので、目的地までそのままでOKです。
⑤トイレは?
トイレは、グリーン車とグリーン車の連結部付近に設置されています。特急電車に付いているような典型的な洋式トイレです。簡易手洗いあり。
⑥快適性はどのくらいか?
グリーン車の座席は、リクライニングします。前の座席の下に足を伸ばせるかなぁといった感じ。窓には日よけのロールカーテンがあります。通勤時間帯は、いびきをかいて寝ている人もいますし、ノートパソコンをパチパチさせている人もいます。行楽シーズンには、小さな子どもや旅行客も乗っています。つまり、新幹線のグリーン車ほど必ずしも静かとは言えません。個人的には、長距離ですと熱海から熊谷まで乗ったことがありますが、普通車よりは疲れないものの1時間半以上経つとなんとなくシートが固く感じ始める感覚でした。
⑦座席の回転方法は?
座席の配置は、2列+2列です。座席を回転させて向かい合わせにしたい場合には、通路側にあるペダルを踏んでから回転させます。他の座席と背中合わせになっている方の座席は、リクライニングが干渉しますので、その辺りは譲り合いの常識を持って判断して下さい。
⑧コンセントはあるか?
残念ながら座席にコンセントがありません。車両の末端部に業務用のコンセントがありますが、これは業務用なので使ってはいけません。電気窃盗罪で捕まった女性がニュースになりました(刑法235条、245条)。
⑨車内販売は行っているか?
グリーンアテンダントが車内販売も行っていて、最繁忙期でない限り、約15分に1回は廻ってきます。ビール、お茶、おつまみ、崎陽軒のシュウマイなどの簡単な物を取り扱っているようです。支払いは、現金だけでなくSuica決済も可能となりました。なお、グリーン券の車内購入は、引き続き現金のみの取り扱いが残りますのでご注意を!
⑩Suica定期券はお得か?
グリーン車の回数券は現在のところ販売されていません。なぜなら、車内改札を減らそうというJRの方針に反するからです。Suica定期券の料金は距離別制で、JRのHPで料金検索できます。結論から言うと、あまりお得ではありません…。全ての平日に必ずグリーン車で往復して、トントンかなぁという感じです。JR東日本がグリーン車の儲けは手放したくないという意思が透けて見えます…。
⑪満席だった場合に払戻はできるか?
グリーン車が満席で座れないから返金してほしいこともあり得ます。グリーンアテンダントに「グリーン車不使用証」を発行してもらい、普通車に移動しましょう。通路も一杯でグリーンアテンダントが来ない場合には、先に普通車に移動して、降車駅の改札係員に「グリーン車不使用証」を発行してもらいます。モバイルSuicaの場合には、加えて「払戻申出証明書」も改札係員に発行してもらうことになります。最後に、必ず当日中に「みどりの窓口」にグリーン券・上記の証明書・(モバイルSuicaの場合には携帯端末も)を提示すれば、払戻しを受けることができます。結構面倒です…。一応、手数料無料でやってもらえるのがせめてもの救いかな…。
以上です。他の記事もご覧ください。ゴンテ