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児童の命を守る右側歩行の重要性

 
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こんにちは。ゴンテです。右側歩行が命を守ることになることを知っていただくことを目的としています。特に全国のPTAや学校関係者各位に是非とも申し上げたい次第です。

まずは警察庁交通局の統計資料から

交通事故で歩行者が亡くなってしまうケースは、毎年減少傾向にあるものの、年間3700件弱も発生しています。つまり、1日あたり10人もの尊い命が失われていることになります。歩行者は、体一つで無防備な存在であり、ひとたび車両に轢かれると単なるケガだけでは済まされない可能性が高く、いかに轢かれないようにするかという防衛意識を持つことが最も重要になってきます。みなさまの中には、自分はルールを守っているとか、歩行者優先だとか、大人が一緒だから大丈夫だと考えている方もいるかもしれませんが、交通社会では、自分たちはルールを守っているから大丈夫だろう、うちの地域は大丈夫だろうなどの「だろう歩行」は、御法度だと思います。理由は以下のとおりです。

道路交通法10条1項と『右側歩行の理由』

「歩行者は、歩道又は歩行者の通行に十分な幅員を有する路側帯…と車道の区別のない道路においては、道路の右側端に寄って通行しなければならない。ただし、道路の右側端を通行することが危険であるときその他やむを得ないときは、道路の左側端に寄って通行することができる。」

小学校の交通安全指導教室で、「歩行者は右!車は左!」「右見て左見て右見て渡る!」と教えられているはずです。法律論について詳しく語るつもりはありませんが、歩道がない道路では原則として右端を歩きましょうと法律にちゃんと書かれています。なぜ、右側歩行が原則なのでしょうか。理由はズバリ!これです!⇒『左側通行の車と右側歩行の歩行者が対面するから。』です!

想像してみて下さい。あなたが(申し訳ありませんがここでは健常者を念頭に置いています)、晴れた日に道路の左端を歩いていたとしましょう。右後ろから車が来るのに全て気付けますか?トラックやバイクならエンジン音で気付けるかもしれませんね。でも、全部の車を振り返って確認しないのではないでしょうか。更に、ハイブリッド車や電気自動車で静音エコタイヤを履いている車に気付けますか?誰かと会話していたり、街の音によっても車の走行音がかき消されていまいます。そんな中、運転操作を誤った車が、あたなに突っ込んできたとしたら、、、完全に油断していて逃げたり身構えたりできぬ間に轢かれたら本当に大変な事です。天国からでは、悪いのは車だったと言ってもその声は加害者に届きません、言葉が見つからないほどに悲しいことです。

今度は逆に、あなたが道路の右端を歩いている場合を想像して下さい。前から走ってきた車があなためがけて突っ込んできたら、「何だっ!?やばいっ!」ととっさに電柱の裏側に逃げたり、お店やよそのお宅の敷地に緊急的に『逃げ込める時間があります。』仮に、逃げられなかったとしても、両手で頭や体を守ったり、身構えることなら出来ますし、ほんの数歩逃げただけで間一髪無傷で助かる可能性だってあるのです。例えば、小学生の集団登校や集団下校を挙げてみても、そこでは友達とおしゃべりしているかもしれませんが、そのうちの誰かが危ないと気付けるはずですし、若い反射神経と柔軟な身体なら被害を最小限度に留めることも不可能ではないはずです。右側歩行をしていれば、助かった命があることを是非とも知っていただきたい次第です!交通事故のニュースを見ると歩行者が左側歩行をしている場合が多いので、そういう視点でニュースを見てみてください。

自動車の特性から見た『左側歩行の危険性』

国民皆免許時代と言われたこともありましたが、運転に久しい方も含めて運転手の目線に立って想像してみてください。日本の自動車(右ハンドル車を前提)は、車体の左側の距離感を掴むのが難しい場合があります。左側を歩いている歩行者を追い越そうとして、接触しないと判断したのに、車体の左が歩行者とぶつかってしまったなんて事も十分あり得ますし、同じ方向に進んでいるのでついつい車が速度を上げて一気に追い越そうとする人もいます。車で左折する際の「巻き込み事故」と呼ばれるものも同様です。車の運転手から見ると左後ろから歩いてくる人がミラーに映らないことが多々ありまして、車体の左で歩行者と接触してしまったり、最悪の場合、壁と車の間に歩行者を挟み込んでしまうような恐ろしいことも起きています。「何で車は止まってくれないんだろう?(怒)」と思われる場面では、運転手からあなたが見えていない、あるいは目には映っていても脳が認識していない場合もあり、とても恐ろしいことです。その点、右側歩行している歩行者との関係では、車が奥に進み+歩行者が手前に進んでいるため、距離感の掴みにくい左側に対して、一気に歩行者が近づいてくるように感じられ、車側がブレーキで減速したくなってしまう心理的圧迫を生むことができて、安全です。

もう一つの視点から言うと、交差点で直進車と右折車が衝突したあおりを受けるケースや、運転中なのに携帯電話を操作していて急ハンドルをきったケースなど、右ハンドル車の運転手は、反射的に対向車とぶつからない左にハンドルを切ることが知られています。いずれのケースでも、信号待ちの歩行者だったり、集団登校中の歩行者だったりが、突っ込んだ車から見て左側にいた場合が多いことに驚かされます。

なお、この記事では、注意喚起を趣旨としておりますので、具体的な事故の年月日等は差し控えます。

以上です。他の記事もご覧ください。ゴンテ

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